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負ければ、明日から生活できないとしても、やっぱりパチ屋に行ってしまうパチンコ人。

そういう事実を知れば知るほど同情なんてできないよな。

だけど、依存症のパチンコ人は、パチ屋に行ってしまうんだ。

彼らの内面にはパチンコしかないんだよ。

食べたいものなんてない。

口に入って腹いっぱいになればどうでもいい。

着たい服なんてない。

暑くもなく寒くもなく、普通に着れれば何でもいい。

読みたい本なんてない。

せいぜいコンビニに行って、パチンコ・パチスロの雑誌を見るだけ。

肉体が満たされるとは、腹がいっぱいになること。

心が豊かになるとは、財布に勝ち金が増えること。

いい日とは、誰にも邪魔されずに、バンバンお金を使ってパチンコにのめり込める日。

夢なんてない。

あえて言えば、毎日パチンコで稼げるようになること。

ねえ、これが人間かい?



 

毎月決まった収入があるのに、入ったとたんに消えていく。

前月のさまざまなツケが大きくて、給料が入ったとたんに赤字になる。

もう、どうしようもない。

お金がなくて、毎日が虚ろで、希望なんてなくて、

支払いのお金まで負けてしまって、泣いても涙も出てこない。

それでも生きている。

それでも人間の顔をして倒れそうになるのを必死でこらえている。

パチンコ人。

パチンコ依存症者。

パチンコ馬鹿で、パチンコ人生を送っている哀れな日本人。

そんな人々が、私たちの日本には、560万人もいる。 

 

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